1 著書

国際工業所有権法の研究
1989年7月20日 第1版発行 日本評論社 定価6,500円 387頁

法学博士(立命館大学)博乙第110号取得。第1回目のマックスプランク無体財産法研究所への留学から10年間の論文を三部に分類して収録した論文集。「パリ条約の成立と展開」「パリ条約おける優先権制度」「無体財産権をめぐる国際法法規定に関するウルマ―草案」「発展途上国の特許法と多国籍企業」などの論文を収録した。

国際相続法の研究
1995年2月25日初版発行 有斐閣 定価6,180円 406頁

第8回尾中郁夫家族法学術賞受賞。
第一部では、オーストリア、スイス、ドイツ、ハーグ条約における相続準拠法を比較法的に考察した。第二部では、国際相続法における被相続人による準拠法選択許容性、遺産債務の処理を巡る問題、渉外遺言の作成と効力の準拠法、渉外遺言の執行など、国際相続法における解釈論上の問題に関する論考を収録した。

逐条註解 国籍法
2003年10月30日発行 日本加除出版株式会社 定価7,600円 598頁

国籍の本質を社会契約に基づく法律関係と捉えるべきとする観点から昭和59年の改正国籍法を中心に、判例、先例にも注目しながら逐条解説したもの。昭和25年国籍法に関する田代有嗣教授の名著を基礎としながら、独自の観点から詳しく解説した国籍法の標準的コンメンタール。

国際知的財産法
2009年3月15日第1版発行 日本評論社 定価5,300円 526頁

ハーバード大学ライシャワー研究所での一年間の留学の際に実務家、法科大学院生に向けて書いた国際知的財産法の標準的体系書。ハーバード大学に所属し、後にWIPOの事務局長となったラダス(Stephen P. Ladas)などの古典的文献を含めて参照し、パリ条約、ベルヌ条約、 TRIPs協定などの国際法源について解説。次いで、国内法源との関連にも触れながら、日本の国際知的財産法の体系化を試みた。

逐条解説国際家族法-重要判例と学説の動向―
2017年6月30日発行 日本加除出版株式会社 定価9,000円 657頁

国際家族法序論として、わが国における国際家族法の展開をし、抵触規定の構造、国際裁判管轄権などの立法の動きに触れながら、国籍、渉外戸籍、在留資格、在留管理など関連分野にも解説を加えた。
次いで親族と相続に分け法適用通則法の関連条文を逐条的に解説するとともに、各条に関する代表的な判例、先例を整理し、収録した。

国際知的財産法入門
2018年4月15日第1版発行 日本評論社 定価3,000円  247頁

国際知的財産法を14章に分けて、学部の学生、企業等における実務家などに向け解説した入門書。まず、知的財産に係る製品の並行輸入、知的財産摩擦などを素材として、国際知的財産法に関する興味を喚起した。次いで国際知的財産法にかかわる諸条約を概観し、その基本原則と相互関係を解説した。そのうえで、わが国における国際裁判管轄権、渉外的な準拠法に関する原則を解説し、渉外的な知的財産紛争の解決方法を具体的に例示しながら、どのような解決方法をとるべきかに関する要因を分析し、指針となるものを提示した。

逐条 国籍法―課題の解明と条文の解説―
2021年4月刊 日本加除出版社 定価14,300円  A5版 984頁

国際化の進展に伴う社会関係の変化の中で、国籍に関する関心は日本においても変化してきている。このような変化を踏まえながら、日本の国籍法がどのようになっているかを分かり易く解説するとともに、どのような課題を抱えているかを、比較法及び国際法上の動向に注視しながら最近までの判例、先例、学説を広く紹介、考察し、明らかにしようと試みた。2003年の前著の改訂版というよりは、もう一度初心に帰り書き直すつもりで書いた、最新の詳細な本格的注釈書。

  • 『国際工業所有権法の研究』日本評論社(1989年)
  • 『国際相続法の研究』有斐閣(1995年)
  • 『逐条註解国籍法』日本加除出版(2003年)
  • 『国際知的財産法』日本評論社(2009年)
  • 『逐条解説 国際家族法 重要判例と学説の動向』日本加除出版(2017年)
  • 『国際知的財産法入門』日本評論社(2018年)
  • 『逐条 国籍法−課題の解明と条文の解説−』日本加除出版株式会社(2021年)

2 編著書・監修著


【編著】知的財産の国際私法原則研究
2012年成文堂発行
¥3,810+税

【編著】国際知的財産侵害訴訟の基礎理論
2003年(財)経済産業調査会発行
¥4,700+税

【編著】実践知的財産法
2017年法律文化社発行
¥4,000+税

【編著】国際私法
2016年成文堂発行
¥3,900+税

【共著】国際私法概論
1985年有斐閣初版
2009年第5版発行
¥2,400

【監修書】「在日」の家族法
2010年日本評論社
第3版発行
¥3,600+税

【共編著】国際取引と法
1988年名古屋大学出版会発行
¥4,500

【編著】国際取引法
2011年成文堂第2版補訂版発行
¥3,300+税

【編著】国際関係法「私法系」
2010年法学書院発行
¥2,400+税

【共著】誰もが行ける80日間世界一周旅行
2018年東京図書出版発行
¥1,300+税

※「誰もが行ける80日間世界一周旅行」は、2017年5月7日〜7月25日までの船旅を記したもの。
船内での生活・寄港地での生活が細かく書かれている。興味のある箇所から読める。
出発前の旅じたくも書かれているので、旅への決心がつかないシニアの背を押してくれる。お問い合わせフォームにお名前・ご住所・電話番号を連絡いただければ、お買い求めいただけます。

  • 『演習ノート 国際私法』法学書院(1983年)、改訂版(1992年)、改訂第2版(2001年)
  • 『国際取引と法』(松井芳郎、加藤雅信と共編著)名古屋大学出版会(1988年)
  • 『基本法コンメンタール国際私法』(松岡博と共編著)日本評論社(1994年)
  • 『国際特許侵害―特許紛争処理の比較法的検討』(青山葆と共編著)東京布井出版(1996年)
  • [監修]『「在日」の家族法Q&A』(「定住外国人と家族法」研究会編)日本評論社(2001年)、第2版(2006年)、第3版(2010年)
  • 『国際知的財産侵害訴訟の基礎理論』経済産業調査会(2003年)
  • [監修]『中国国際私法模範法―第六次草案』(中国国際私法学会編、袁藝訳)日本加除出版(2004年)
  • 『プライマリー国際取引法』(中川淳司、山根裕子と共編著)法律文化社(2006年)
  • 『グローバル化する世界と法の課題―平和・人権・経済を手がかりに』(松井芳郎、薬師寺公夫、山形英郎と共編著)東信堂(2006年)
  • 『国際取引法』成文堂(2006年)、第2版(2009年)、第2版補訂版(2011年)
  • 『演習ノート 国際関係法[私法系]』法学書院(2010年)
  • 『国際私法』成文堂(2016年)
  • 『実践 知的財産法 制度と戦略入門』法律文化社(2017年)

3 共著書

  • 『多国籍企業の取引活動と法的諸問題』(機械情報産業調査研究報告書、北川善太郎ほかと共著)機械振興協会経済研究所(1976年)
  • 『基本マスター国際私法―基礎から応用までの62選』(岡本善八ほかと共著)法学書院(1982年)
  • 『国際私法』(三浦正人編)青林書院新社(1983年)
  • 『別冊法学セミナー司法試験シリーズ7法律選択科目篇』(田中館照橘ほかと共著)日本評論社(1985年)
  • 『国際私法概論』(松岡博、渡辺惺之と共著)有斐閣(1985年)、新版(1991年)、新版補訂(1997年)、第3版(1998年)、第3版補訂版(2001年)、第4版(2005年)、第5版(2007年)
  • 『国際経済法』(丹宗暁信=山手治之=小原喜雄編)青林書院(1987年)、新版(1993年)
  • 『国際取引法』(高桑昭=江頭憲治郎編)青林書院(1991年)、第2版(1993年)
  • 『調停関係者のための法律学入門』(中川淳編)法研出版(1991年)
  • 『特許・意匠・商標の基礎知識』(牧野利秋編)青林書院(1996年)、新版(1997年)、第3版(1999年)、第4版(2003年)
  • 『特許法50講〔第4版〕』(紋谷暢男編)有斐閣(1997年)
  • 『法科大学院と臨床法学教育』(宮川成雄編)成文堂(2003年)
  • 『夫婦の法律相談』(梶村太一=棚村政行編)有斐閣(2004年)、第2版(2010年)
  • 『実務解説 特許・意匠・商標』(牧野利秋編)青林書院(2012年)