Kさんへ
メールありがとうございました。名古屋学院大学を退職してから4年近くの年月が経過しました。久しぶりに名古屋学院大学時代の教え子からメールをいただきました。
今は、人類のコロナとの戦闘中の時期です。あなたの感じられるように、まさに闇の深い時期なのです。この時期をじっと耐え、どのように生き抜くかは、神があなたに与えた重要な試練ともいうべきでしょう。
あなたと同じように職を失って困っている人がたくさんおられると思います。それだけに、この状況の下で就職を探すというのは難しい時期ではないでしょうか。
そこで、発想を少し変えてこの時こそ少し余裕をもって、自己を磨く期間とすることができないでしょうか。たとえば、法学部卒であれば宅建等比較的取りやすい資格を取るとか、少し余裕があるのであれば、これまでやりたくてもやれなかったことをやってみるとか、読んでみたかったが読めなかった本を読んでみるとか、何か目標を持って生活することができないでしょうか。
決して自分だけが不幸なのだと思い込まないでください。この苦しみや悲しみが永遠に続くものでもありません。この時期は多くの人々が悲しさや苦しさに耐えて生き抜くときなのです。ワクチンができ多くの人がその接種を享受できるようになると、この状況は変化します。おそらくあと数ヶ月の辛抱ではないでしょうか。
明けない夜がないように、晴れない闇はありません。この闇の中であなた自身が希望や目標を見出し、強く生き抜くことが重要になると思います。
いつかまた笑顔でお会いできる日を期待しております。